- タイトル:弥勒忠史演出:劇場支配人
- 開始日時:2006-07-16 15:00
- 終了日時:2006-07-16 17:00
- 場所:ヨコスカ・ベイサイド・ポケット
7月16日(日)横須賀芸術劇場。
モーツァルトのアリアや重唱がたった4曲しかない小さな音楽劇。
弥勒さんは、これを、横須賀芸術劇場自主公演のオーディションという設定に置き換えて、みごとに時空の垣根を取り払い、あっという間に観客を巻き込んでしまった。
短い上演時間故に上演機会の少ないこの作品に、古楽器アンサンブルのメンバーのオーディションというおまけを付けることで、顧客満足度も一気にアップ。
とくに、《劇場支配人》の制止を振り切って演奏されたリコーダーによるトルコ行進曲(K.331の最後の楽章)が圧巻だった。もうやりたい放題のパラフレーズ、いつ、元のメロディーが帰ってくるのだろうかとハラハラのしどうし。公演の成功はここで約束されたようなもの。
本番の歌手のオーディションに入っても、二人のソプラノ歌手の声の質の違いや、刀を持ち出しての大立ち回りなど、音楽的にも視覚的にも十分以上に楽しめた。
上演中提供された白ワイン(たぶんドイツの微発泡)も夏らしく爽やかでよかった。
こんな生活していていいのだろうか。
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