バンコックで:きわめて個人的なことをブログで書くことは、

タイのバンコックに来ている。日本の財団法人国際情報化協力センターがコーディネイトしているアジア圏の情報技術分野の会議。
2時間の時差がぼくには好都合で、いつも起きる日本の4時から5時が、こちらでは、2時から3時になるので、早朝の時間がたっぷり使える。ロクの散歩からも解放されるし。
そんなわけで、しばらく中断していた自分のホームページのメインテナンスが少し進んだ。
以前、落ち穂拾いとしてアップしていたきわめてプライベートな雑文の部分。
久々に読み返してみると、それぞれ、それぞれなりの感慨がある。で、ふと思い直してみると、もしかしたら、このような内容こそ、ブログで綴るべきものではなかったか。
この中の、三笠会館のことを書いた文章を読んだ、見知らぬ女性からメールを頂戴したことがある。近々結婚するのだけれど、結納のような会食を三笠会館鵠沼店でするので、サーチエンジンで調べてみたら引っかかったとのこと。
自分たちが新しい人生を踏み出す節目の食事を、このような(ぼくたちの)歴史に関わってきた店でとることが出来ることが、とてもうれしい、といった意味のことが書いてあった。
ぼくも、正直、ちょっと言葉に出来ないほどうれしかった。ああ、このような出会いがあるのだ、これがインターネットなんだ。
その後、彼女とは、二三度、メールの交換があり、彼女が僕たちの結婚式の司式をしてくださったブランチフィールド神父が主任をしているカトリック平塚教会の信徒だということもわかり、結婚式で歌う聖歌のアドバイスなどもした。
会ったこともないし、名前ももう失念してしまったが、ぼくの心の中には、何か暖かな思い出が残っている。
で、何だか中途半端になっている福永陽一郎のことや、まだ書いていない小倉朗のこと、そして、三笠会館を巡るさまざまな思い出など、改めてこのブログで書いてみようか、などと思っている。

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