今年の正月は、いかにも贅沢に過ごした。別に大枚をはたいたわけではないが。
大晦日は、昔からなじみにしている保土ケ谷の木村庵と新しく緑園都市に出来たともしびという蕎麦屋兼居酒屋のそばを一折ずつゆでて、マグロの剥き身を共に喰った後、恒例のジルベスターコンサートをみなとみらいホールで。
元旦は、教会に行った後、巌生と龍二の家族が襲ってきておせちとお雑煮。
2日は、三菱一号館美術館でプラド美術館展。帰りに東京駅のグランフールに新しく入った今半で牛丼を食べようと思っていたけれど、あまりの混雑に断念。大丸で柿安の焼き肉弁当を買って、電車の中で食べた。
3日は、次男の家族と生まれて初めて鶴岡八幡宮に初詣。じゃがバタを初めとする屋台のB級グルメを堪能した。その後、幸子の実家で長男家族と落ち合って、まったり。
9日(土)は、鎌倉芸術館で、志ん輔さん。佐々木政談と火焔太鼓。どちらも好演。
10日(日)に、新橋演舞場で、花形歌舞伎。車引きと弁天小僧、それに、海老蔵が復活させた七つ面。勘三郎、団十郎、三津五郎と、人気も実力も兼ね備えた役者が一度に抜けて、まあ、取り残された大御所たちも大変だとは思うが、何だか歌舞伎座とか、ポッカリ穴が空いた感は否めない。むしろ、海老蔵や猿之助の世代が頑張っているなあ、と。この日は、獅童もよかった。
17日(日)、幸子がスポーツクラブの仲間からもらったチケットのおこぼれで、浅草歌舞伎。橋之助や彌十郎、錦之助らの息子たちが毛抜と川連法眼館を熱演。浅草公民館近くのヨシカミでカツサンドを買って行って、幕間に食べた。ヨシカミは、老舗の洋食屋ということで、観光客に大人気。店で食べようと思うと60分待ち、とのことだったが、持ち帰り用は、丁度出来上がったばかり、ということですぐに購うことが出来た。歌舞伎座でカツサンドを食べようとは思わないが、浅草でそれも若手の熱演、ということで、なかなかいい組合せだったなあ。