中森さんとの会食

昨日(2013年4月26日)、スコレックスとぼく個人の顧問をしていただいている会計士の中森真紀子さんと会食。息子夫婦と妻の幸子同席。
中森さんは、彼女が電子書籍コンソーシアムの会計監査をなさっていたのがご縁で、有限会社スコレックスを設立したときから、ずっと顧問をお願いしている。まあ、こんな弱小企業や零細個人事業主の顧問をお願いするのも申し訳ないのだけれど、やっていることはそれなりに面白くって、もしかしたら、中森さんの他のお仕事にも少しは役立てていただけることもあるのではないか、という勝手な思い込みで、甘え続けている次第。
そんなわけで、楽しいグルメの昼下がり。
場所は、新丸ビルのオー・グー・ドゥ・ジュール・ヌーヴェルエール (Au gout du jour Nouvelle Ere)。
噂に違わぬ、というか、期待以上の素晴らしい料理だった。いい意味での意外性が一杯。
中でも秀逸は、アミューズに出てきたシフォンに添えられたスモークの香りが強いホイップクリーム。パテシェ出身シェフの面目躍如。
復元なった東京駅丸の内駅舎の眺めも素晴らしい。
で、食事の席で話題となったカレーとワインにまつわるいくつかの本。
中島岳志著
中村屋のボース―インド独立運動と近代日本のアジア主義(白水社)
著者の神戸外大における修士論文が元となった著書。
みずみずしい熱気が伝わってくる快著。
リジー・コリンガム著
インドカレー伝(河出書房新社)
「純粋なインドカレーなどない」インド料理を軸とするさまざまな文化の出会いと混交の歴史。
ジョージ・M・テイバー著
パリスの審判(日経BP)
1976年の歴史的なブラインドテイスティングの場にいたジャーナリストによるワイン世界化の歴史。
ガーギッチ・ヒルズやスタグス・リープなど樋浦さんとの思い出のワインも出てきて、思い一入。
小菅桂子
「カレーライスの誕生」(講談社学術文庫)
カレーの日本伝来史。イギリス風のカレーがどのようにして日本のライスカレーになったか。世相の変化も如実に伝わる優れた文化史。
山下範久
「ワインで考えるグローバリゼーション」(NTT出版)
学識と趣味が見事に融合。面白くてためになる。グローバルな視野でビジネスに取り組むための必読書。
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